診療科・局・施設のご案内

外科

 赤ちゃんから思春期までの、幅広い外科の治療を行っています。全国トップレベルの手術数があり、乳児外科施設基準を充分に満たしています。

 外科についての詳細は、次の外科ホームページをご覧ください。

主な取り扱い疾患

 正中頚嚢胞、側頚瘻、食道閉鎖および狭窄症、食道静脈瘤、肥厚性幽門狭窄症、胃食道逆流症、他

外来

 火曜・木曜の午前中が一般外来(新患・再来)です。新開・武・北河が担当しています。 火曜日午後は胃瘻外来、他にストマ外来、はいせつ外来があります。 木曜午後は外来検査です。

主な疾患(手術)

頚部

 正中頚嚢胞、側頚瘻、梨状窩瘻などの先天性瘻孔、甲状腺疾患、リンパ管腫 など

胸部

 食道閉鎖および狭窄症、食道静脈瘤、横隔膜ヘルニア、横隔膜挙上症、嚢胞性肺疾患、気管・気管支狭窄および軟化症、重症筋無力症に対する胸腺摘除術 など

腹部

 肥厚性幽門狭窄症、胃食道逆流症、十二指腸閉鎖および狭窄症、腸回転異常症、腸閉鎖症、壊死性腸炎、腸重積、メッケル憩室、ヒルシュスプルング病、鎖肛(直腸肛門奇形)、炎症性腸疾患、肛門疾患、排便障害(慢性便秘も含む)、胆道閉鎖症、胆道拡張症、門脈圧亢進症、胆石症、膵疾患、脾疾患および血液疾患(ITP、球状赤血球症など)に対する脾臓手術、卵巣嚢腫、そけいヘルニア、臍ヘルニア、臍帯ヘルニア、腹壁破裂 など

腫瘍

 神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫(ウイルムス腫瘍)、肺芽腫、奇形腫、横紋筋肉腫、(原発あるいは転移性)肺腫瘍、甲状腺腫瘍、悪性リンパ腫、その他の稀な腫瘍

特色

  1. 新生児外科疾患の治療:周産期医療部での母体搬送および院内出産が可能ですので、胎児期から出生後の治療まで、計画的な一貫した治療が可能です。
  2. 日帰り手術:主にそけいヘルニア(脱腸)、臍ヘルニアに対して年間300~400件の日帰り手術を行っています(喘息・けいれん等の疾患をお持ちの方は、原則2泊3日となります)。また、臍ヘルニアで臍の変形が激しい方に対しては、形成外科との共同手術を行い、臍の形を整えています。
  3. 小児がん(神経芽腫、肝芽腫、ウイルムス腫瘍、横紋筋肉腫など)の外科治療:血液再生医療科、放射線科、病理診断科とチームを編成して治療に当たっており、治療方針は患者さんごとに会議(腫瘍カンファランス)で検討し、決定しています。外科では腫瘍の摘出、生検、中心静脈カテーテルの挿入を担当しています。難治症例に対しても、患者さんにとって有益であれば積極的に手術を行っています。切除不能の肝芽腫に対しては、肝移植が可能です。
  4. 胆道閉鎖症の治療:生まれて早期に行う手術(葛西手術)から生体肝移植まで、一貫した治療が可能です。生体肝移植は、県立がんセンターがドナー(臓器提供者)の手術を担当し、摘出した肝臓をこども医療センターに搬送して移植する、二施設共同肝移植を行っています。今までに57例の肝移植を行いました。胆道閉鎖症以外にも、先天性の代謝異常症に対する肝移植を多く経験しているのが特徴です。
  5. 障がい児の嘔吐に対する外科治療、胃瘻や腸瘻の造設と管理:胃食道逆流症に対しては、腹腔鏡を使ったキズの小さな逆流防止手術を行っています。手術のキズが目立たないため、大変好評です。また胃瘻や腸瘻の患者さんに対しては、胃瘻外来を設置し、看護チームと協力して診療しています。
  6. 内視鏡下手術:胸腔鏡、腹腔鏡を使った手術を積極的に取り入れています。何といってもキズが小さいのが特徴です。逆流防止手術以外にも、脾臓摘出、胆嚢摘出、胆道拡張症、虫垂切除、横隔膜弛緩症、肺嚢胞性疾患(CCAMなど)、重症筋無力症に対する胸腺摘出(http://homepage2.nifty.com/jpam/index.htmlをご覧ください)など応用範囲を広げています。
  7. おへそを使った手術:従来は腹部を横に切開して行っていた手術の中で、おへそを小さく切ることによって行えるものがあることが分かってきました。乳児の肥厚性幽門狭窄症、新生児の腸閉鎖症、卵巣嚢腫、メッケル憩室などをこの方法でやっており、キズが目立たず、大変好評です。
  8. 気管・気管支の手術:先天性気管・気管支狭窄症および軟化症に対し、手術を行っています。心臓血管外科、麻酔科、集中治療科、新生児科の協力のもと、気管形成、ステント術などを積極的に行っています。
  9. リンパ管腫に対するピシバニール療法:頸などの場所にできるリンパ管腫は手術が困難ですが、ピシバニールという薬の注入で改善することがあります。当科では多数の経験があります。

専門医制度と連携したデータベース事業(NCD)への参加について

 国内で行われている医療の現状を把握し医療の質の向上に役立たせるため、一般社団法人National Clinical Database (NCD)により、全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析するプロジェクトが始まっています。神奈川県立こども医療センター外科も登録に参加しており、患者さんには御協力をお願いしております。

 詳しくは、次のNCDファイルをご覧ください。

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