看護局長挨拶
看護局長挨拶
副院長兼看護局長
樋口 美佳
神奈川県立こども医療センターは、神奈川県で唯一のこども専門病院として県内外から多くの患者さんを受け入れています。いろいろな発達段階の様々な病気を抱えたこどもさんが、入院または外来通院をされています。また、小児専門病院ではじめて母性病棟を併設し、ハイリスク児が出生直後から治療を受けることができるよう24時間体制で母体搬送を受け入れています。
こども医療センターには、『あなたの「げんき」と「えがお」のために、みんなでちからをあわせます』という「わたしたちのちかい」とされた、こどもさんに向けた理念があります。小児期発症の疾患には、成人期にわたって療養を続けなければならないものも多くあります。長期療養を続ける中、「えがお」や「げんき」になる理由は、こどもさん一人ひとりで異なり、また、成長発達を続けるこどもさんには、多職種が協働した包括的な医療の提供が必要となります。「わたしたちのちかい」には、「一人ひとりの最善を考え、チーム医療を提供していく」という思いが込められています。
この「ちかい」の達成のため、看護局では「幅広い視野と温かい人間性をもち、患者の最善の利益を考えて行動することができる看護師の育成」を教育理念としています。
一人ひとりの「えがお」と「げんき」のために、こどもさんとご家族と一緒に話し合いながら最善を考えていくよう努めていきます。