作業療法科
作業療法科からのお知らせ
概要
主な対象としては発達部門とこころの医療部門の2つに分かれています。
作業療法は医師の処方に基づいて行っています。
スタッフ
作業療法士 | 6名 |
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事務補助員 | 1名 |
発達部門
作業療法科では病気などによる機能の問題や発達の未熟性、偏りをもったお子さんに対し、発達面(運動、感覚、上肢機能など)や日常生活動作(食べる、着替えるなど)の援助を行います。あそびを中心とした様々な作業活動を通して、それぞれのお子さんの目標に合わせて治療を行います。
対象
- こども医療センターに入院・外来通院されているお子さん
- 肢体不自由児施設、重症心身障害児施設に入所しているお子さん
- 様々な疾患に伴う発達面への影響に対し支援が必要なお子さん
- 手術前後の評価や手術後の身体機能の回復が必要なお子さん
- 治療に伴う体力や運動機能の低下を予防する必要のあるお子さん
- 小さく生まれて発達面のフォローが必要なお子さん
- 脳の障害や手の先天性異常に伴う機能に障害のあるお子さん
内容
- 発達支援
発達状況の評価と主体的な遊びを通して、粗大な運動・手の操作・認知・コミュニケーション・情緒の発達を促します。 - 運動機能面への支援
粗大動作、巧緻動作の評価、必要に応じて動作指導、スプリントなどの装具の作成・適合評価を行います。 - 日常生活活動の支援
食事・更衣・排泄、入浴、整容動作の評価、その土台となる動作の促し、介助方法の検討、環境設定・道具の工夫などを行います。 - 学習活動の支援
身体機能面へのアプローチだけでなく、認知機能を評価し、お子さんに合わせた課題設定や環境、道具(筆記具や文房具)の工夫、所属集団に合わせた助言などを行います。 - 廃用予防
長期入院生活などによる体力・筋力低下に対し遊びや興味のある活動を通して離床を促し、活動性の維持・向上を図ります。
こころの医療部門
入院患者さんや通院患者さんを対象に、お子さんに寄り添った様々な作業活動を行っています。
作業療法は主治医の指示のもと、参加することができます。病気の状態や退院後の生活に合わせて活動内容を決めていきます。
対象
- 児童思春期精神科病棟に入院されているお子さん
- 児童思春期精神科外来に通院されているお子さん
内容
個別作業療法
手工芸やゲーム、体操などの活動を一人ひとりの状態や目標に合わせて選択し、マンツーマンで行います。安心できる場、自己表現の場、達成感や自己肯定感の向上などを目指していきます。また、集団作業療法に参加する準備をしていきます。
集団作業療法
手工芸やゲーム、ストレッチなどの様々な活動を小人数のグループで行います。
安心で楽しみな集団場面を通じて、自主性を高め、対人関係のあり方などを体験的に学習し、社会的集団場面への適応能力の向上を目指していきます。
集団作業療法の一部は医師とともに運営しています。
チーム医療への参加
各種会議、カンファレンスに参加し、多職種と情報共有を行い、包括的な援助を行っています。
会議
- セクションリスクマネージャー会議
- 感染対策会議
- 小児がんセンター会議
- 褥瘡対策会議
- 緩和ケア検討会議
- NST(栄養サポートチーム)
- DST(摂食嚥下サポートチーム)
- 肢体不自由児施設連絡会
- 行動制限最小化委員会
定期カンファレンス
- 小児がん新患カンファレンス
- 血液腫瘍科・リハビリテーション科カンファレンス
- クリーン病棟リハビリカンファレンス
- NICUフォローアップカンファレンス
- 肢体不自由児施設ケースカンファレンス
- 重症心身障がい児施設ケースカンファレンス
不定期のカンファレンス
- 復学支援カンファレンス
- 退院在宅支援室主催の地域行動カンファレンス