「自分の病気/障がいについて知りたいかどうか、
どんな治療を受けるかを自分で決めたいかどうかについての問診票」のご案内
中学生であるみなさんが、病気になったり障がいを持っている場合、その治療内容を決める最終的な責任者は保護者の方ですが、なるべくみなさんのご意見をお聞きしながら、病気や障がいについて説明をし、治療内容を決めていきたいと考えています。
そのため、病気や障がいについてもっと知りたいかどうか、治療について自分で決めたいかどうかについて、みなさんの意見を教えていただきたいと考え、こども医療センターに通院中の中学1年生のみなさんに問診票への回答をお願いしています。
未成年の子どもの同意能力や自己決定能力について、現時点で定まった見解はありませんが、医療倫理の観点からは、おおむね15歳以上の子どもに対しては成人と同様に本人に診療内容を説明した上で同意を得ることが原則として必要とされています。そして15歳未満の子どもに対しても、その発達段階に合わせて説明をした上で、できる限り本人の意向を尊重しながら治療内容を決めることが推奨されています。
当センターでは、2018年に「中学生の初診患者を対象とした病名・病状告知と治療の自己決定に関する意識調査」を実施いたしました。その結果、当センターを受診された中学生の8割以上が「自分の病名を知りたい」と、4割以上が「治療内容を自分で決めたい」と回答しました。
そこで、これまで以上に中学生ご本人の意向を大切にしながら診療を行う目的で、問診票を導入する運びとなりました。保護者の方々にはご理解、ご協力の程お願い申し上げます。
当センターの診療は、医療機関等からの紹介予約制になっています。
診療時間は各診療科によって異なります。
詳しくは外来担当医週間一覧表をご確認ください。
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