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皮膚科dermatology

皮膚科

ご挨拶

 ご覧いただきありがとうございます。

 当科では生まれつきのアザや血管腫、乳児期に始まるアトピー性皮膚炎、とびひ(伝染性膿痂疹)や水イボ(伝染性軟属腫)などの皮膚感染症、皮膚腫瘍や形成異常、蕁麻疹、水疱症・角化症などの先天性皮膚疾患、蕁麻疹や薬疹、脱毛症など、皮膚に病変があるあらゆる疾患を診ております。

 皮膚の疾患として当科へいらっしゃったあと、実は皮膚だけではなく全身症状を伴う疾患の可能性がある場合もあります。そのような場合では、様々な診療科と連携して適切な検査や治療を進めております。

 皮膚の疾患は誰の目にも見えますので、とてもお気になさるものだと思います。診断がつくことで適切な治療へ進める可能性もありますので、お気軽にご相談ください。

 アザや血管腫の中には治療が可能なものとできないものがあります。種類によっては乳児期から少しでも早く治療を開始した方が予後が良い疾患もございます。もう少し大きくなってからと思わずに、お早めの受診をお勧めいたします。

皮膚科の特色

・乳児血管腫について

 一般的に生後~2週間ごろより赤いアザが出現し、同部位が徐々に盛り上がる血管腫になります。

 「イチゴ」のように隆起する場合もあるため、以前は「いちご状血管腫」という名称でした。

 生後6か月~1歳ごろまで増大し、1歳を過ぎる頃から退縮するという経過となりますが、何事もなかったかのように消えることは比較的稀で、将来的には皮膚が萎縮したり(ちりめん状にデコボコ・ザラザラする)、瘢痕形成(皮膚のたるみ)が残ったりすることがあります。

 個人差はありますが、生後6か月ごろまでの増大期の期間に治療を開始することで、将来的な醜悪を避けてあげることが可能となってきております。当科ではレーザー治療やβブロッカー内服治療を扱っており、血管腫のタイプや時期によって治療をご提案することが可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

※内服治療は1週間ご入院をしていただき、導入しております。

・レーザー治療について

 乳児期早期からのレーザー治療を局所麻酔(表面麻酔)で行っております。

 主な対象疾患は「乳児血管腫」、「毛細血管奇形」、「毛細血管拡張症」、「太田母斑」、「異所性蒙古斑」となります。

 当科では「Vビームレーザー」と「Qスイッチアレキサンドライトレーザー」の2機種を使用しています。Vビームレーザーは第1~3木曜日の午後、Qスイッチアレキサンドライトレーザーは月水金の朝が施術時間となっております。

※全身麻酔での治療は行っておりません。

※保険適応外の疾患への治療は行っておりません。

※「扁平母斑」に対するレーザー治療は行っておりません。

・アトピー性皮膚炎について

 疾患数が最も多いアトピー性皮膚炎の治療の基本は保湿剤によるスキンケアと、ステロイド軟膏をはじめとする抗炎症薬の塗布による外用療法と、悪化因子対策が主体となります。基本を見直すことで、重症例としてご紹介となった場合でも、かなりのお子様で改善が見込めます。

 また、最近では難治例に対して生物学的製剤や抗体製剤などの新たな治療選択肢も加わり、重症なアトピー性皮膚炎でもコントロールができるようになってきました。適応基準を満たす場合、一部の製剤では生後6ヶ月から使用が可能です。

 お子様の治療の選択肢はますます増えておりますので、治療に難渋なさっている際はぜひご相談ください。

・その他の疾患について
結節性硬化症の血管線維腫や、神経線維腫症1型の叢状神経線維腫に対する新薬も登場し、皮膚科の分野でも以前は難しかった疾患の治療法が新たに加わってきております。

主な取り扱い疾患

・母斑、母斑症

   色素性母斑、脂腺母斑、表皮母斑、色素血管母斑症、異所性蒙古斑、太田母斑、扁平母斑

   カフェオレ斑、ベッカー母斑、平滑筋母斑(過誤腫)、脱色素性母斑

・血管腫、血管奇形

   乳児血管腫、先天性血管腫、静脈奇形、毛細血管奇形(正中部母斑)

   血管拡張性大理石様皮斑、クモ状血管腫

・皮膚腫瘍、形成異常、肉芽腫

   皮様のう腫、石灰化上皮腫、先天性皮膚欠損症、頚嚢胞、脂肪腫、若年性黄色肉芽腫

   血管拡張性肉芽腫

・湿疹

   アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、オムツ皮膚炎

・蕁麻疹

・皮膚感染症

   伝染性膿痂疹、伝染性軟属腫、黄色ブドウ球菌性熱傷様表皮症候群(SSSS)

・乾癬

・水疱症

・膠原病

・遺伝性疾患

   神経線維腫症1型、色素性乾皮症、色素失調症

・角化症、魚鱗癬

・脱毛症、抜毛症

・肥満細胞症(腫)

医療関係者の方へ

・「乳児血管腫」、「毛細血管奇形」、「太田母斑」、「異所性蒙古斑」などは、乳児期からの治療が大変奏功いたします。

上記を疑った場合にはお早めにご紹介ください。

・「扁平母斑」に対するレーザー治療は扱っておりません、大変恐れ入りますがご理解をいただければと存じます。

なお「カフェオレ斑」や「巨大扁平母斑」が疑われる場合には全身評価などを行ったり、長期的なフォローアップを行ったりしております。

外来診療担当表

午前

鈴木 華織

由井 瑞絵

-

鈴木 華織

由井 瑞絵

馬場 直子

鈴木 華織

由井 瑞絵

鈴木 華織

由井 瑞絵

午後 -

(第3週のみ)

鈴木 華織

由井 瑞絵

- - -

スタッフ紹介

鈴木 華織 / 科長

専門分野

皮膚科一般

所属学会

日本皮膚科学会、日本小児皮膚科学会、日本レーザー医学会

ひとこと

お母様お父様の気持ちに寄り添って診療することを心がけております。

由井 瑞絵 / 医員

専門分野

皮膚科一般

所属学会

日本皮膚科学会、日本小児皮膚科学会

ひとこと

よろしくお願いします。

馬場 直子

馬場 直子 / 非常勤医師

専門分野

小児皮膚科全般

取得資格

皮膚科専門医

所属学会

日本皮膚科学会、日本小児皮膚科学会、日本皮膚アレルギー学会、日本臨床皮膚科医会

ひとこと

小児皮膚科医歴30年です。小児の皮膚のことならなんでも気軽にご相談ください。

診療科

総合医療部門

内科系専門医療部門

外科系専門医療部門

こころの医療部門

周産期医療部門

医療技術部門

局・その他

地域連携・家族支援局

看護局

スペシャリストチーム等

専門医資格

入所施設

医療型障害児入所施設

臨床研究所

臨床研究所

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受診のご案内

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  • 休診日土曜・日曜・祝日

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詳しくは外来担当医週間一覧表をご確認ください。

アクセス

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