退院・在宅医療支援室
概要
役割と機能
在宅医療をおこなうお子さんが、安全に安心して楽しく地域で生活するために、院内外の組織や職種と連携して退院の支援・在宅医療の支援をおこなっています。
室員
室長、看護師7名、事務員1名
退院支援・在宅支援
主に医療的ケアを持って生活されるお子さんが、地域で療養を継続していくために、地域の医療機関(病院・診療所・訪問看護ステーションなど)、地域の関係機関(行政機関・教育機関・福祉関連機関など)、神奈川県・横浜市等の医療的ケア児・者コーディネーターと連携・調整を行います。
1.新生児入退院支援
予定日より早く・小さくお生まれになったお子さんや、病気を持ってお生まれになったお子さんについて、初めてお家に帰るためのお手伝いをします。医療的ケアが必要になる場合、地域のサポート体制の調整などを行い、医療の場から生活の場へつなぐ支援をしています。
2.地域合同カンファレンス
退院前にお子さんの様子や退院後の生活について、病院スタッフと地域の支援者で情報共有を行います。病院の医療から生活の場へ引き継ぐ場となります。また、在宅生活において院内外の多職種で話し合いを持たなくてはならない事象がある場合も行います。
3.退院前訪問
主に高度な医療的ケアを導入して帰られるお子さんを対象に、退院に先立って自宅等を訪問し、在宅生活が可能か医療機器の設置場所・生活動線など療育環境の確認を行ないます。
4.退院後訪問
主に高度な医療的ケアを導入して帰られたお子さんを対象に、退院後2週間を目途に自宅等へ訪問し、病状や医療的ケアの見直し、何か困っていることはないか環境面・精神面より確認を行います。訪問は、地域で支援くださる在宅医・訪問看護師等と一緒に伺うことが多いです。
5.在宅医療評価入院
- 在宅で行っている医療的ケア等の評価・変更を目的として、平日に入院していただきます。入院の適応については主治医の判断が必要です。
- 主に在宅で医療的ケアを行っているお子さん・ご家族に対し、週末の空床を利用して、医療的ケアの確認と家族支援を兼ねた入院です。原則として家族からの申し込みのうえ、病床利用状況をうけて検討します。利用には主治医の許可が必要です。
入院時支援
入退院支援センター
入退院支援センターは、入院を予定しているお子さんとご家族が安心して入院生活を送っていただけるよう入院前から支援いたします。
また、入院から退院後の生活に至るまでの不安な事や心配事を伺い、様々な職種と連携し対応いたします。
-
神奈川県小児等在宅医療連携拠点事業業務
委託事業
支援者向け相談窓口
病気のお子さんが安心・安全に生活していただくために、支援者からのご相談をお受けする窓口です。医師やソーシャルワーカー・栄養士など院内の多職種、また地域の支援者とも連携しています。
当院におかかりのお子さん以外の相談もお受けいたします。
相談受付日時 | 月曜日~金曜日 10:00~16:00まで |
---|---|
電話番号 | 代表番号 045-711-2351 在宅医療相談窓口にご相談があることをお伝えください |
退院・在宅医療支援室主催 医療ケア研修会
当室では毎年、神奈川県内でお子様とご家族を地域で支援くださる方々(医療職・福祉職・教育職)を対象に様々な講演会や講義、実技研修を企画しております。
当院ホームページと下記お申込みサイトPeatixでのお知らせとなります。
研修時期・申込方法等、ホームページをご確認いただくか、Peatixのアカウントのフォローをお願いいたします。
過去の研修会資料
【2023年度医療ケア研修会資料】
第1回小児医療ケア研修会
【2022年度医療ケア研修会資料】
資料内のすべての文章や写真・イラストの加工や編集はご遠慮ください