言語聴覚科
概要
言語聴覚科ではことばや聞こえについて心配なお子さんに対し、検査を行い、家族の方へのアドバイスや、必要に応じて訓練を行っています。また、地域の療育センターやことばの教室等と連携を取り対応を検討していくこともあります。受診のご希望があれば、主治医の先生にご相談ください。
次のような心配があるお子さんがいらしています
- 言語発達遅滞
2歳過ぎてもことばが出てこない、周りの人のことばを理解できない 等 - 聴覚障害
呼びかけや物音に反応しない、聞こえが悪い、補聴器を勧められた 等 - 構音障害
ことばがはっきりしない、カ行がタ行になってしまう 等 - 口唇口蓋裂
声が鼻に抜ける、発音がはっきりしない 等 - 吃音
音を繰り返す、音を伸ばす、つまってことばが出てこない 等 - 学習障害(LD)
文字の読み書きが苦手 等
内容
評価
- 聴力検査、言語発達検査、構音検査、吃音検査などを行い、お子さんのことばや聞こえの状態を評価します。
- 6か月以下のお子さんに対し、新生児聴覚スクリーニング検査も行っています。
訓練
- ことばの理解や表現を促すための訓練、舌の使い方を教え正しい発音を教える訓練、流暢に話す訓練などを個別に行います。1回が30分から40分です。
- お子さんの聴力に合った補聴器を選択し、調整します。
アドバイス
- 家庭でのかかわり方についてご家族にお話します。
- 必要に応じて幼稚園や学校の先生とも連絡を取り合います。
幼児用聴力検査装置
小さなお子さんでも楽しく
聞こえの検査をすることができます。
主な取得認定資格
- 日本口蓋裂学会 認定師(音声言語分野)
- がんリハビリテーション研修
検査・訓練室
カードやはめ板を使用し
ことばの検査や訓練を行います。