診療科・局・施設のご案内

救急・集中治療科

 当院は、3次医療施設として県下の小児重症患者の紹介を積極的に受け入れています。救急・集中治療科は外来での初期治療から病棟での集中治療まで、各分野の診療部門と密に連携をとりながら診療を行っています。
 ICU病棟は10床で年間は約400件の入室があり、主に先天性心疾患の周術期管理、重症呼吸管理、脳低温療法、急性血液浄化療法を行っています。
 先天性心疾患の手術数は年間200例を越え、国内有数の症例数と手術成績を保っています。
 また、脳炎、脳症や蘇生後脳症に対して積極的に脳低温療法を行い、集学的に脳保護を保護し、神経学的後遺症の改善を目指しております。
 敗血症の高サイトカイン血症や高アンモニア血症などに対する急性血液浄化療法や、血漿交換など小児に対しての透析も積極的に行っており、安全にかつ一定の効果を収めています。
 <脳低温療法>:年間10-20症例
 <急性血液浄化療法>:年間10-20症例
 HCU1病棟(ハイケア救急病棟1)は14床で年間約700入室あり、主に人工呼吸管理や非侵襲的呼吸管理を行っています。筋神経疾患の患者さんや奇形症候群の在宅療法中の患者さんが多く、積極的な理学療法や非侵襲的呼吸管理を行い、挿管管理の減少、再挿管回避率の向上を目指しています。
 当院は紹介予約制であり、救急・集中治療科では現在のところ外来業務は行っておりませんが、重症例の紹介、搬送を積極的に受け入れております。平日日中は救急・集中治療科、平日夜間および休日は内科上席当直までご連絡ください(ホームページ「転院、搬送のご依頼について」御参照ください)。
 当科では年に2回、神奈川県の小児重症例の検討会を主催しており、県内多施設の症例を検討しながら施設間の交流を深め、病院間の円滑な連携体制の形成を目指して、神奈川県全体の小児救急医療・集中治療のレベルアップを図る中心的な役割を担うよう努力をしています。

当科の特徴

Critical Care Nephrology

 血液浄化療法は体重2kg程度の新生児から施行可能です。一方、血液浄化療法を行わないための利尿薬の投与方法にも工夫を凝らしております。

Critical Care Coagulopathy

 DICの中でも特に線溶抑制型DICの合併により、多臓器不全の進行することが明らかとなっています。当院では充実した凝固線溶系検査(TAT、PIC、PAI-1、SFなどが院内測定可能)により、DICの病勢診断から治療薬の選定、治療介入の必要性など血液検査を基に判断して治療を行っています。

Critical Care Kampo

 ICUにおける漢方薬の使用を積極的に行い、既存の鎮静薬使用の減量効果、早期経管栄養開始のための消化管機能調節などにおいて一定の効果を得られています。

 現在、救急・集中治療科として、常勤2名、レジデント1名、小児科後期研修医1名で業務を行っており、若い医師の方々がぜひ研修に来てくれるよう魅力的な診療科にしたいと努力しています。医師の見学・研修など、随時受け入れていますので、ご希望の場合は下記アドレスまでご連絡ください。

救急・集中治療科長 永渕 弘之
hnagafuchi@kcmc.jp

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