一般検査室
尿は、腎臓で血液がろ過されて作られます。そのため尿の中には、血液中の成分と排出されるまで通った腎臓・膀胱の細胞が、ごくわずか含まれます。しかし病気になると、これらが増えたり、濁ったり、色や尿量などが変化したりします。
一般検査室では、早く正確に検査を行い、診断につながる情報を提供しています。
主な業務
尿の成分を機械で測定し、尿中の細胞を顕微鏡で見て調べます。
検査方法
-
患者様から採取した尿を、試験紙を使用した全自動尿分析装置で測定します。測定項目はPH・タンパク・糖・ケトン体・赤血球・白血球・細菌などの12項目で、わずか2mlでも検査可能です。
尿の成分に反応した試験紙の色の変化を、装置が自動的に測定して結果を出します。白っぽい色だった試験紙も、
尿と反応するとこんな鮮やかな色に! -
次に、尿中の細胞を見る検査の準備をします。
尿を試験管に入れ、遠心分離機にかけると、細胞成分などが下に沈みます。それを専用の染色液で染色します。紫色の染色液を入れると、
顕微鏡で観察しやすくなります。 -
顕微鏡で観察して報告します。
尿で見られる細胞の一部です。
その他の業務
- 便の潜血検査
- 十二指腸液の検査