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病理診断科

病理診断科とは?

 手術で摘出された、あるいは検査のために採取された臓器や組織を様々な方法で検索し、病気の姿や成り立ちを明らかにすることで、診療を支える部門です。日本では比較的歴史が浅く知名度が低いですが、欧米諸国では、小児科と同じ位の知名度を持つ部門です。
 日常業務としては、病理診断を専門とする医師と熟練した技師の共同作業で、迅速で正確な診断を得ることに勤めています。直接お目にかかることは少ないのですが、常に患者さんと向かい合った気持ちで仕事をしています。

病理診断科の概要

 本病理診断科は、本邦小児病理の草分けである三杉和章先生(横浜市大名誉教授)が米国から帰国して当センター開設時に初代の医長となって以来44年の歴史を持ち、診療のみならず学問的にも多くの事績を残してきています。
 現在では臨床研究所の一部門でもあり、伝統的に臨床に直結した研究がさかんで、とくに神経芽腫マススクリーニング、小児腫瘍の分子病理診断、胎盤の臨床病理、発生異常の病理などで、著名な国際誌に多くの論文が掲載されています。この結果として、当科の仕事で医学博士号を取得した医師は10人以上に達しています。
 開設以来約25,000件の手術・生検例、約2,100件の病理解剖例が全て内部データベースとなっています。臨床各科の幅広さとレベルを反映して、それらの疾患の多彩さ、そしてこれらから得られる情報は、単独施設としては本邦屈指のものといえます。また、一貫して日本病理学会小児腫瘍組織分類委員会委員を擁し、小児腫瘍組織のアトラス作成や国際分類に携わると共に、小児腫瘍スタディーグループの病理部門を担当し、他施設からのコンサルテーション症例も多く受け付けています。
 常勤医師2名、非常勤医師6名、非常勤助手2名で、検査科の常勤技師2名、非常勤技師1名と共に、病理・細胞診断を行っています。専用機器として、自動染色装置、透過型電子顕微鏡、蛍光顕微鏡、PCR装置、マイクロダイセクション装置、超低温槽、バーチャルスライド作成装置などを備え、共用機器として、次世代シークエンサー、リアルタイムPCR装置などが利用できます。

連絡先:病理診断科部長 田中祐吉 045-711-2351 Ext 5208 ytanaka@kcmc.jp
    病理診断科医長 田中水緒 045-711-2351 Ext 5301 mio@zc4.so-net.ne.jp

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