横浜市小児がん連携病院に指定されました
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当センターは、このたび「横浜市がん撲滅対策推進条例」に基づく総合的ながん対策の第一弾の取組として、「横浜市小児がん連携病院」に指定されました。
今後、指定された他の3つの病院と連携し、診療体制の充実や相談支援体制の構築に取り組んでいきます。
指定4病院
神奈川県立こども医療センター、恩賜財団済生会横浜市南部病院
横浜市立大学附属病院、昭和大学藤が丘病院
指定の目的
小児がんは、小児の病死原因の第一位ですが、種類が様々であり、患者数が少ないことから、医療関係者でも認知が進んでおらず、診断が遅れる場合があります。また、小児の成長発達に応じた長期にわたる相談支援や、成人後の円滑な診療への連携など課題が多い状況です。
横浜市では、小児がん連携病院を指定することで、市民の皆様が、どこを受診すれば良いのか、よりわかりやすくなり、早期に適切な診断や治療ができる医療機関につなげていくことを目的としています。
指定要件
- 日本小児血液・がん学会認定専門医又は指導医が常勤でいること
(2020年4月までは日本小児血液がん学会暫定指導医がそれに代わることができる) - 日本小児白血病・リンパ腫研究グループへの参加施設であること
- 原則として、年間10例以上の小児がん患者を診療していること
小児がん連携病院の取組内容
- 診療の連携を円滑にすることで、小児がん診療を充実します。
- 関係職種の研修を行い、小児がんの診療や相談を充実します。
- 当センターに相談窓口を設置し、情報提供や相談支援を充実させることで、患者・家族等の不安を軽減します。
- 横浜市が行う実態調査に協力し、今後の市の小児がん診療や相談支援に関する検討をします。