レジオネラ属菌および薬剤耐性菌対策のための入院制限について(第2報)を掲載しました
レジオネラ属菌および薬剤耐性菌対策のための入院制限について(第2報)
レジオネラ属菌対策について
2021年2月19日付のホームページでお知らせした通り、当院本館における一部の給湯設備がレジオネラ属菌によって汚染されていることが分かりました。
現在、保健所等の助言・指導を受けながら給湯設備の除染に取り組んでおりますが、除染が完了するまでは給湯・給水設備を一部、使用停止にしております。まずは早急な水道水供給の再開を目指し、ついで給湯設備の更新・新設を行う予定です。
また、より安全性を高めるために、外部の専門家から助言や指導をうけるための委員会の準備をしております。
レジオネラ属菌は健康な人にはほとんど影響を与えず、ヒトからヒトへ感染することはありません。一方で免疫機能が低下している人などがレジオネラ属菌を吸い込むと、肺炎の原因になることがあります。少なくとも安全に給水が可能になるまでは、入院制限を行い、緊急を要する入院を優先させていただいております。入院中の方についても、シャワーや入浴設備の使用制限があり、たいへんご不便をおかけしております。
当院をご利用の皆様にはご心配ご不便をお掛けしますが、何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます。今後も対策の進展についてお知らせをさせていただきます。
2021年4月19日
こども医療センター病院長
薬剤耐性菌(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌)対策について
当院では以前より新規入院患者さんを中心に、薬剤耐性菌(抗生物質が効きにくい細菌)の保菌有無のチェックを行ってきましたが、昨年より、複数の患者さんにおいて薬剤耐性菌のひとつであるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌の保菌が確認され、細菌の伝播を防ぐために環境整備などの対策を行っております。細菌伝播を防ぐための十分な対策を実施するまでは、一部の病棟の利用制限を行う必要があり、外科治療を要する方を中心に入院制限を行っています。
安全な医療をご提供するためにやむを得ない措置であり、どうかご理解をいただきますようお願い申し上げます。
また、当院をご利用いただいている患者さんご家族の皆様にもアルコール手指消毒などご協力をお願いいたします。
2021年4月19日
こども医療センター病院長
過去のお知らせ(別ウィンドウで開きます)
令和3年2月19日 レジオネラ属菌対策に伴う入院制限について