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病理診断科 非常勤医師募集

募集内容

　当科では、年間800例程度の外科検体および20例程度の剖検症例の診断を担っております。小児専門施設ならではの、大変貴重な症例を経験することができます。

　当院は全国に15か所ある小児がん拠点病院の１つで、日常的に新規固形腫瘍の診断を行っています。通常の組織学的検査や免役組織学検査に加えて、PCR法、RT-PCR法、FISH法などの遺伝子検査や、電子顕微鏡検査を必要に応じて施行し、また、診断困難例についてはRNAシーケンスを用いた検討も行っています。小児がんに関わる他科と症例毎にカンファレンスを行い、診療にも病理診断科として積極的に関わっています。

　当センターは充実した周産期医療部門を有しており、稀な先天性疾患を多く経験することが可能です。剖検症例の半数以上が新生児・胎児であり、遺伝科と連携して遺伝子異常の背景も確認しながら、診断に当っています。

　その他、腎生検や筋生検、炎症性腸疾患の生検など提出があった際は、腎臓内科、感染免疫科、神経内科など関連各科と都度検鏡を行い、適切な診断を迅速に共有する体制をとっています。

　また、当科では開設以来約34,000件の手術・生検例、約2,500件の病理解剖例をアーカイブとしてデータベース化しています。さらに、当科医師は日本病理学会小児腫瘍組織分類委員会委員を務めており、小児腫瘍組織のアトラス作成や国際分類に携わると共に、小児腫瘍スタディーグループの病理部門を担当し、他施設からのコンサルテーション症例も多く受け付けています。症例報告やアーカイブを用いた研究についてもご相談ください。

　小児病理に興味がある病理の先生、病理を勉強してみたい小児科や小児外科などの先生のご応募をお待ちしております。