平成29年度 神奈川県立こども医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 4761 1276 241 325 70
平成29年4月から30年3月に退院した患者数です。小児専門病院ですので10代までで9割以上を占める。20代以上も1割を占めている。主に産科の患者ですが小児より継続している成人の患者も含まれます。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
血液科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx99000x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 49 1.57 11.34 0 5.76
130010xx99x0xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2 なし 30 5.93 8.60 0 8.93
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり 29 83.69 40.97 0 5.52
130010xx99x2xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2 2あり 21 32.14 13.34 0 9.52
130120xxxxx00x 血液疾患(その他) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 1.25 10.09 5.00 4.25
小児急性白血病、再生不良性貧血、血友病、悪性腫瘍など小児血液疾患、腫瘍性疾患の内科的治療を担当します。
小児固形がんに対しては外科系各科、病理診断、放射線科と密接に連携しチーム医療を行っています。当センターには病棟全体が清潔管理区域であるクリーン病 棟が整備されており、造血幹細胞移植や急性骨髄性白血病に対する化学療法など、免疫機能が低下するような治療も行っております。
内分泌代謝科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100250xx99100x 下垂体機能低下症 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 2.22 3.71 0 4.09
100335xx99x00x 代謝障害(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 5.00 10.45 7.69 5.85
100290xxxxxxxx グルコース調節・膵内分泌障害、その他の内分泌疾患 13 2.46 6.16 0 7.69
100202xxxxxxxx その他の副腎皮質機能低下症 10 9.40 10.92 0 5.20
100260xx9910xx 下垂体機能亢進症 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし - - 6.62 - -
当科は主として間脳・下垂体疾患、甲状腺疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患、糖尿病、先天性代謝異常症など小児の内分泌疾患(ホルモンの異常)を診療しています。代謝非代償期の治療や急性疾患に伴い持続輸液が必要となる場合など代謝疾患が占めています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100380xxxxxxxx 体液量減少症 27 4.89 9.16 0 2.48
040130xx99x1xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 あり 24 12.96 17.27 0 10.46
150120xx99x0xx 脳性麻痺 手術なし 手術・処置等2 なし 18 6.00 5.04 0 8.94
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 16 10.13 5.94 0 2.69
040130xx99x0xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 15 8.33 10.84 0 7.13
小児科は、総合診療、感染免疫、遺伝疾患を担当する診療科が含まれます。脱水症、呼吸不全、脳性麻痺、急性気管支炎などが上位を占めています。
若年性特発性関節炎、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎など)と自己炎症性疾患などに生物学的製剤治療、免疫不全症である低γグロブリン血症に免疫 グロブリン療法を行っております。生物学的製剤や免疫グロブリン治療について在宅自己注射の導入を積極的に行っております。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 13 11.00 5.94 0 4.92
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 6.80 6.32 0 8.10
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 5.7 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
当センターは、小児3次医療施設として県下の小児重症患者の紹介を積極的に受け入れています。受入れ後は速やかに専門分野の担当科に引き継ぐがれるため呼吸管理を要する疾患、てんかん発作など急性期疾患になっております。
アレルギー科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 なし 57 2.60 2.54 0 8.21
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 14 13.86 6.33 0 8.71
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 - - 10.5 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
当科では小児のアレルギー疾患全般に対応しています。 アレルゲンを正確に診断してその対策を立てることと、症状を確実にコントロールすることを心掛けています。食物アレルギーは治療的入院が多くを占めていま す。なお、小児食物アレルギー負荷検査(検査入院)は「短期滞在手術等基本料」の対象であるため、本データの対象外となっています。またアレルギー性鼻 炎、花粉症の皮下注射免疫療法(減感作療法)を根治療法として積極的に取り入れています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 55 11.65 6.32 3.64 7.18
040130xx99x1xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 あり 51 16.63 17.27 0 9.84
140080xx99x0xx 脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等2 なし 26 6.96 3.84 0 5.23
040130xx99x0xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 23 11.91 10.84 0 8.91
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 19 11.79 5.94 0 8.05
一般小児科領域における神経疾患から急性脳症に代表さ れる急性疾患、てんかんなどの発作性疾患、脳性麻痺、先天性中枢神経形成異常症、希少な神経・筋・変性・代謝疾患(筋ジストロフィー、ミトコンドリア異常 症など)免疫性神経疾患(急性散在性脳脊髄炎、ギラン・バレー症候群、多発性硬化症、重症筋無力症など)そして幅広い小児神経疾患に対し専門的な医療を 行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
14031xx09910xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 160 3.56 4.32 0 5.95
14029xxx97x0xx 動脈管開存症、心房中隔欠損症 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 57 5.16 6.33 0 5.23
14031xx004x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 経皮的肺動脈形成術等 手術・処置等2 なし 35 7.23 5.85 0 6.4
14031xx19910xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 34 3.68 4.52 0 0
140620xx99xxxx その他の先天異常 手術なし 23 7.43 7.50 0 9.96
当科の特徴として、出生前診断が多いことから左心低症 候群や無脾症、多脾症の単心室症をはじめとする重症心奇形治療、重症心不全管理や心臓カテーテル検査を積極的に行っています。先天性心奇形については新生 児科と産婦人科との協力で出生時からの計画的な治療を行っています。治療が必要な不整脈については内服治療の他、カテーテル治療(アブレーション)も積極 的に行っております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 33 4.0 7.39 6.06 6.7
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 31 2.13 8.33 0 2.97
060130xx01x0xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 食道アカラシア形成手術等 手術・処置等2 なし 14 20.29 16.22 7.14 5.79
140430xx99x0xx 腸管の先天異常 手術なし 手術・処置等2 なし 14 6.93 8.08 0 2.64
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 9.17 8.98 25.00 14.67
当科は赤ちゃんから思春期までの、正中頚嚢胞、側頚瘻、食道閉鎖および狭窄症、食道静脈瘤、肥厚性幽門狭窄症、胃食道逆流症など幅広い外科の治療を行っている。鼠経ヘルニアは「短期滞在手術等基本料」の対象であるため、本データの対象外となっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070180xx97xx0x 脊椎変形 手術あり 定義副傷病 なし 41 27.49 20.54 0 12.88
140490xx970xxx 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1 なし 26 23.65 7.55 3.85 3.42
070210xx97xxxx 下肢の変形 その他の手術あり 13 26.62 11.98 7.69 10.69
070180xx99xx0x 脊椎変形 手術なし 定義副傷病 なし 12 3.83 4.81 0 9.50
160800xx97xxxx 股関節大腿近位骨折 その他の手術あり 11 31.82 19.73 0 10.82
一般病院では対応が難しい小児整形外科疾患に対し他科 と連携し診断・治療を行っています。先天性股関節脱臼、内反足、ぺルテス病、側弯症といった小児整形外科疾患全般(一般外傷を除く)特に小児脊椎変形には 注力しています。脊柱側弯症は装具療法でコントロールできず変形高度なものに手術を施行しています。先天性内反足に対しては、早期のギプス矯正と手術の併 用によって、二分脊椎などの麻痺性疾患の足部変形は装具療法や手術によって機能的な足を再建、維持しています。四肢の短縮・変形は創外固定により延長・矯 正を行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140140xxxxxxxx 口蓋・口唇先天性疾患 110 12.59 9.64 0 3.13
140490xx970xxx 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1 なし 30 2.97 7.55 0 1.53
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 23 3.26 6.45 0 7.65
140210xx02xxxx 先天性耳瘻孔、副耳 副耳(介)切除術 21 2.38 3.07 0 1.38
140490xx971xxx 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1 あり 17 16.18 9.67 0 1.53
当科は頭蓋顎顔面領域の先天異常医、特に口唇口蓋裂が多く、この領域の疾患は複雑かつ多岐にわたるために、専門各科の連携を要し、成人に至るまでに複数回に及ぶ高い難易度の手術を必要とする。口蓋・口唇先天性疾患が多くを占めています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140080xx99x0xx 脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等2 なし 141 1.15 3.84 0 1.63
010010xx99000x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 1.08 11.54 0 6.04
010310xx99x0xx 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 18 1.28 10.66 0 3.22
180060xx99xxxx その他の新生物 手術なし 17 1.18 6.32 0 3.53
010070xx99000x 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 11 1.64 7.09 0 7.27
当科は脳・脊髄腫瘍、頭蓋縫合早期癒合症、二分脊椎(開放性脊髄髄膜瘤、脊髄脂肪腫)、水頭症、くも膜のう胞、キアリ奇形、もやもや病、など、小児期に多くみられる神経疾患の外科治療を行っています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
14031xx102x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) ファロー四徴症手術等 手術・処置等2 なし 17 15.82 27.36 0 0
14031xx103x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 心室中隔欠損閉鎖術 単独のもの等 手術・処置等2 なし 16 9.44 17.72 0 0
14031xx101x1xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 完全型房室中隔欠損症手術等 手術・処置等2 あり 14 41.57 59.22 0 0
14031xx101x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳未満) 完全型房室中隔欠損症手術等 手術・処置等2 なし 11 37.82 37.53 0 0
14031xx002x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) ファロー四徴症手術等 手術・処置等2 なし - - 25.29 - -
当科では心房中隔欠損、心室中隔欠損、ファロー四徴症、グレン手術、フォンタン手術などの症例を多く行っている。低浸襲心臓手術や無輸血開心術を導入し、術後の早期回復と平均在院日数の短縮となっています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 25 1.28 4.14 0 8.92
080180xx970xxx 母斑、母斑症 手術あり 手術・処置等1 なし 23 1.43 4.04 0 9.52
070590xx99x0xx 血管腫、リンパ管腫 手術なし 手術・処置等2 なし - - 5.87 - -
080180xx99xxxx 母斑、母斑症 手術なし - - 3.16 - -
080180xx971xxx 母斑、母斑症 手術あり 手術・処置等1 あり - - 6.21 - -
当科はアトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚腫瘍、感染症など、あらゆる小児の皮膚疾患を対象としている。母斑・血管腫のような先天性皮膚疾患が最も多い。色素性母斑、脂腺母斑、腫瘍などに対する切除手術が主な内容です。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり 131 1.71 3.26 0 2.61
140580xx02xxxx 先天性下部尿路疾患 尿道形成手術等 56 3.21 9.76 0 2.88
14056xxx97xxxx 先天性水腎症、先天性上部尿路疾患 手術あり 29 3.10 7.52 0 7.86
11013xxx03xxxx 下部尿路疾患 尿管膀胱吻合術等 28 3.25 9.38 0 2.61
11022xxx04xx0x 男性生殖器疾患 包茎手術 定義副傷病 なし 19 2.0 3.54 0 8.95
尿路奇形(水腎症、膀胱尿管逆流など)、外性器異常(尿道下裂、停留精巣、性分化疾患など)、排尿障害(昼間尿失禁、二分脊椎症に伴う神経因性膀胱など)、複雑な尿路再建(尿道外傷手術、膀胱頸部形成術など)に対応しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 74 2.19 3.28 0 7.82
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり 33 2.21 3.32 0 7.73
020290xx97xxxx 涙器の疾患 手術あり 18 2.39 4.91 0 3.50
020150xx99xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術なし 14 1.0 10.38 0 2.21
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 - - 5.90 - -
当院では、新生児期から学童期までのさまざまな疾患 により不良となっている視機能(視力や立体視など)の発達を促すために、内科的・外科的治療を積極的に行っています。斜視、弱視、鼻涙管閉塞症、睫毛内反 症、先天白内障、先天緑内障、未熟児網膜症、網膜芽細胞腫などを対象としています。
耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり 165 2.21 3.29 0 4.48
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 128 5.17 8.01 0 4.74
030460xx97xxxx 中耳・乳様突起の障害 その他の手術あり 27 1.81 5.00 0 5.96
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 25 7.88 8.90 0 8.44
030425xx99xxxx 聴覚の障害(その他) 手術なし 20 1.00 8.14 0 3.80
当科は小児耳鼻咽喉科疾患全般を取り扱っています。中心となる疾患は扁桃・アデノイド疾患、呼吸障害、難聴、中耳疾患です。
新生児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 5.60 6.18 5.66 0.00
140080xx99x0xx 脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等2 なし 24 8.29 3.84 4.17 1.04
140010x497x3xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1000g未満) 手術あり 手術・処置等2 3あり 22 112.09 69.85 54.55 0.00
140010x297x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術あり 手術・処置等2 1あり 18 24.50 27.98 61.11 0.00
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 16 6.06 11.49 12.50 0.13
当科は低出生体重児、先天性心疾患、先天性消化器疾患、呼吸管理を要する新生児を対象としている。産婦人科、外科系内科系部門と協力し、生まれた瞬間から診療が行えるようにしています。
手術が必要な新生児は外科系各科と連携して診療を行っています。先天性心疾患、消化器疾患、脳外科疾患、泌尿器系などはもちろん、遺伝科など内科系他科とも協力して複数科の連携が必要な複合的な問題を持つ新生児疾患の診療を行っています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 296 2.94 6.70 0 32.68
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 69 10.22 9.75 0 33.57
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 33 11.21 9.67 0 33.45
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし 25 17.52 20.41 0 33.40
120270xx99x0xx 産褥期を中心とするその他の疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 15 5.33 6.58 0 32.47
総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊娠 分娩全般の診療を行っています。特に胎児異常(胎児形態異常、胎児発育不全)を主たる診療領域にしております。先天疾患のある児の出産にあたっては新生児 科医(必要時には小児科系医師も)が立ち会い、出生後ただちに適切な治療を行います。
母性内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 49 2.0 5.93 0 33.94
120180xx02xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 骨盤位娩出術等 - - 8.64 - -
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 - - 9.67 - -
- - 9.75 - -
- - 31.42 - -
当科では退院患者では妊娠中の糖尿病が多くなっております。妊娠高血圧性腎症、既往妊娠高血圧性腎症、耐糖能障害/代謝異常、感染症、膠原病など妊娠に伴う内科的疾患を産婦人科と連携して行っています。対象としている。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - -
大腸癌 - - - - - -
乳癌 - - - - - -
肺癌 - - - - - -
肝癌 - 12 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当センターは小児がん拠点病院の指定を受け、小児がんを積極的に受け入れています。急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病など小児の悪性造血疾患が多く、5大癌(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)と言われる臓器癌は少ない。
再発には自施設・他施設を問わず初回治療が完了した後、自施設にて患者を診察した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした 場合を指しています。患者数は1回の入院を1人、同じ患者が2回入院すると2人と計算しております。 12人には1人で複数回入院した患者も含まれており ます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 - - -
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
小児病院ですので成人の市中肺炎は10人未満です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 - - - -
その他 - - - -
医療資源を最も投入した傷病が脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示す指標です。当院では10件未満でした。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K574-2 経皮的心房中隔欠損閉鎖術 45 1.13 3.16 0 5.96
K570-3 経皮的肺動脈形成術 23 1.52 2.09 0 5.57
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) 16 1.75 21.00 0 2.31
K5621 動脈管開存症手術(経皮的動脈管開存閉鎖術) 12 7.58 12.00 0 1.75
K570-2 経皮的肺動脈弁拡張術 11 1.64 3.91 0 5.73
経皮的心房中隔欠損閉鎖術をはじめとして、カテーテルを用いた低侵襲的血管内治療に積極的に取り組んでいます。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 等 115 0.04 0.05 0 4.19
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 102 1.28 1.01 0 4.51
K6333 臍ヘルニア手術 等 28 0.37 0.41 0 3.21
K667-2 腹腔鏡下噴門形成術 27 11.28 16.04 11.11 6.96
K5141 肺悪性腫瘍手術(部分切除) 等 21 3.38 30.71 4.76 13.52
鼠径ヘルニア、臍ヘルニアなど日帰り手術を行ってお ります。喘息・けいれん等の疾患をお持ちの患児は2泊3日で行います。臍ヘルニアで臍の変形が激しい患児には、形成外科と共同手術を行っております。当科 では内視鏡による手術、腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。胆道閉鎖症、先天性の代謝異常症、肝芽腫に対して肝移植も行っております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K142-21 脊椎側彎症手術(固定術) 40 4.51 28.90 0 13.90
K0482 骨内異物(挿入物を含む)除去術(大腿) 等 15 1.20 3.40 0 12.47
K034 腱切離・切除術(関節鏡下) 14 1.5 5.00 0 0.93
K0461 骨折観血的手術(大腿)等 14 3.58 119.83 0 9.50
K026 股関節筋群解離術 14 3.93 46.86 7.14 9.71
脊柱側弯症は装具療法でコントロールできず変形高度 なものに手術を施行している。先天性内反足に対しては、早期のギプス矯正と手術の併用によって、二分脊椎などの麻痺性疾患の足部変形は装具療法や手術に よって機能的な足を再建、維持している。先天性股関節脱臼の装具治療が無効なものには手術で対応しています。大腿骨頭すべり症は適切な手術を行うことで股 関節変形を防止しています。四肢の短縮・変形はイリザロフ創外固定により延長・矯正を行っています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4073イ 顎・口蓋裂形成手術(顎裂を伴う)(片側) 30 1.80 12.00 0 2.40
K4072 顎・口蓋裂形成手術(硬口蓋に及ぶ) 28 1.93 10.54 0 3.98
K1002 多指症手術(骨関節、腱の形成を要する) 26 1.00 1.50 0 1.31
K288 副耳(介)切除術 21 0.52 0.86 0 1.38
K4263 口唇裂形成手術(片側)(鼻腔底形成を伴う) 等 19 1.63 8.63 0 1.11
口蓋口唇先天性疾患に口唇裂形成術、顎・口蓋裂形成術を多く行っています。他には多指症手術、副耳(介)切除術などおこなっています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1742 水頭症手術(シャント手術) 12 3.17 27.83 16.67 2.42
K1491 減圧開頭術(キアリ奇形、脊髄空洞症)等 - - - - -
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
- - - - -
- - - - -
水頭症(シャント手術)、減圧開頭術、頭蓋内腫瘍摘出術の他、脊椎披裂手術、頭蓋骨形成、脳新生血管造成術など行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5761 心室中隔欠損閉鎖術(単独) 32 4.75 6.72 0 0.41
K563 肺動脈絞扼術 15 5.07 63.80 13.33 0.00
K5862 単心室症手術(フォンタン手術)等 15 1.80 13.93 0.00 2.33
K597-2 ペースメーカー交換術 12 1.00 2.58 0.00 18.00
K566 体動脈肺動脈短絡手術(ブラロック手術、ウォーターストン手術) 10 18.70 58.30 0.00 0.50
新生児開心術から単心室系の疾患に対する手術まで広 範囲に手術を行っています。心房中隔欠損、心室中隔欠損、ファロー四徴症、グレン手術、フォンタン手術など一般的な手術では、早期回復と在院日数短縮を実 現している。新生児手術で特に最重症複雑心奇形に対する出生直後の手術も数多く行っています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 28 0.25 0.36 0 9.32
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 13 0.08 0.08 0 8.69
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
- - - - -
- - - - -
当科の手術の多くは尿道下裂手術、水腎症手術、膀胱尿管逆流手術などで、ほとんどのお子さんの入院期間は3日以内となっている。停留精巣手術の多くは日帰りで行われています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K836 停留精巣固定術 118 0.21 0.45 0 2.82
K819 尿道下裂形成手術 56 0.18 1.89 0 3.13
K809-2 膀胱尿管逆流手術 29 0.17 2.34 0 2.52
K8351 陰嚢水腫手術(交通性陰嚢水腫手術) 19 0.21 0.21 0 4.21
K8282 包茎手術(環状切除術) 19 0.21 0.79 0 8.95
当科の手術の多くは尿道下裂手術、水腎症手術、膀胱尿管逆流手術などで、ほとんどのお子さんの入院期間は3日以内となっています。停留精巣手術の多くは日帰りで行われています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2423 斜視手術(前転法と後転法) 40 0.13 1.00 0 7.60
K2422 斜視手術(後転法) 25 0.28 1.00 0 8.48
K2172 眼瞼内反症手術(皮膚切開法) 23 0.26 0.96 0 7.61
K2823 水晶体再建術(計画的後嚢切開) 12 1.00 3.00 0 4.00
K2021 涙管チューブ挿入術(涙道内視鏡) 10 0.60 1.00 0 4.30
当科では斜視手術が多く、眼瞼内反症手術、水晶体再建術、涙管チューブ挿入術などがあります。
耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 176 0.72 0.50 0 4.61
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 等 94 0.95 3.99 0 4.98
K319 鼓室形成手術 28 1.79 5.00 0 8.36
K370 アデノイド切除術 28 1.00 1.18 0 3.71
K311 鼓膜穿孔閉鎖術 27 0.41 0.44 0 6.15
扁桃・アデノイド疾患は小児耳鼻科の手術の大半を占 める。習慣性扁桃炎での手術は減少し、睡眠時無呼吸のために手術を行うお子さまが増加しています。入院期間は扁桃摘出術で6日間となっている。中耳疾患で は滲出性中耳炎が治療の中心となっている、鼓膜穿孔、真珠腫性中耳炎、中耳奇形などの疾患も多数治療している。手術の時期と方法は疾患の種類、状態、患者 の年齢などを考慮して決定している、入院期間は鼓室ドレーン留置術や鼓膜形成術は3日、鼓室形成術で7日間程度となっています。



新生児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 等 86 0.00 53.18 39.53 0.00
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 等 59 0.00 29.19 22.03 0.00
K7511 鎖肛手術(肛門膜状閉鎖切開) - - - - -
- - - - -
- - - - -
新生児仮死に対して仮死蘇生術が行われます。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 118 9.28 7.22 0.00 33.56
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 83 4.37 6.75 0.00 34.01
K893 吸引娩出術 15 6.73 0.73 0.00 32.60
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新生児仮死に対して仮死蘇生術が行われます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 15 0.22
異なる - -
「180040手術・処置等の合併症」について、手術処置等の合併症というと手術後の合併症をイメージされますが主な内訳は、術後創部感染等6件、VPシャント機能不全4件、吻合部狭窄等4件、植込型カテーテルポート閉塞1件となっている。
更新履歴
2018/9/20
病院指標を公開しました。