小児がんの治療には、様々なストレスが伴います。そうすると不安な気持が続くので自然に誰かに『思い』を聞いてもらったり、誰かと一緒に遊んで気分転換をしたくなったりします。そんな自然な気持ちに寄り添ってお付き合いさせて頂くのが私たち臨床心理士の仕事と考えています。
・お子様の入院や治療に伴う不安やストレスが軽減されるように寄り添います。
・一人ひとりがそのお子様なりに治療に向き合える心の準備のお手伝いをします。
・治療等に伴う発達の課題や対応について、検査を通してご相談を伺います。
・お子様の疾病に関するご家族の心配事をお聞きして一緒に考えます。
上記のお手伝いを具体的に行っていくうえで、臨床心理士はお医者さんが得意としているお薬の処方や、手術といった手段は持ち合わせていません。
けれども治療スタッフの一員として、お子様やご家族の目線を大事にしながら、お時間を取って落ち着いた雰囲気の中でお子様と一緒に遊んだりお話をじっくり聴いたりして、お子様が元来持っている困難を乗り越える力を発揮できるように支援する事を目指しています。
また、いろいろな心理検査を通じてお子様のことをよく知り、今後の支援に役立てていただくアドバイスを差し上げたり、ご家族のご心配なお気持ちを伺って少しでも気持ちが軽くなるようにお役に立ちたいと考えています。
基本的に、各診療科医師からの依頼に応じて対応が始まります。ご相談をご希望の方は、まずは各診療科医師にご連絡ください。