小児がんは、化学療法、放射線療法、手術、造血幹細胞移植など、長期にわたる治療が必要となります。
治療中は、嘔気、嘔吐、食欲不振、粘膜障害、消化器症状など、副作用の発生頻度が高く、食事も食べられる量が減ったり、極端な偏りが続いたりすることがあります。
治療をしっかり行うためにも栄養はとても大切です。栄養管理科では、NSTや診療科とも連携しながら、小児がんの治療をされる患者様を食事・栄養面からサポートいたします。
管理栄養士は、患者様のもとへ治療の早期から伺い、体調に合わせて食事の内容や形態の調整、食べやすい食事のアドバイスを行います。
入院中から退院後の食事まで、ご心配なことがあった時にはご相談ください。
また栄養管理科では、長期入院の患者様の病棟を対象として、定期的にお菓子作りやたこやきパーティーなどのイベント給食や、バイキング給食を開催しています。
長い入院生活の中でも食の楽しさを感じていただけるよう、こどもたちの希望も取り入れながら企画しています。小児がんの治療をされている患者様には、治療のタイミングなども考慮しながら、楽しく参加していただけるように配慮いたします。
科長 木場 美紀