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レジオネラおよび薬剤耐性菌対策について(第6報)

レジオネラ属菌対策について

当センターでは、レジオネラ属菌検出に係る抜本的な対策として、保健所からの指導などに従い緊急対策工事を実施してきましたが、10月14日に全ての工事が完了しました。これまで使用を停止していた浴槽等は、新たな給湯設備の設置により全て使用可能となりました。

  1. 設備改修工事の実施内容
  2. (工事の対象範囲)

    • 「本館(地下1階~地上4階)」及び「施設・リハビリ棟」

    (完了した主な工事)

    • 古い循環式給湯設備を廃止し、水栓から水道水のみを供給する切替え工事
    • 水栓及び洗面台のセット交換(76か所)
    • 水栓の交換(68カ所)
    • 沐浴槽の交換(7カ所)
    • 個室シャワー水栓の交換(17カ所)
    • 新たなガス式給湯設備の設置(26カ所)
    • 新たな電気温水設備の設置(21カ所)
  3. 調査検証委員会の開催
    • 当院におけるレジオネラ肺炎発症について、専門家による検証と、再発防止策の提言をいただくため委員会を設置しました。現在の委員会の開催状況は次のとおりです。
       第1回委員会 令和3年6月3日開催
       第2回委員会 令和3年7月12日開催
       第3回委員会 令和3年10月1日開催
       第4回委員会 令和3年10月22日(開催予定)
    • 委員会での検証結果については、報告書としてとりまとめて公表する予定です。

薬剤耐性菌(CRE(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌))対策について

薬剤耐性菌(抗生物質が効きにくい細菌)のひとつであるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)について、現時点では、入院中の保菌患者さんはおりません。当センターでは感染防止対策を徹底しておりますが、CREの発生原因については、院内での感染(水平伝播)だけではなく、環境からの感染、あるいは新規に入院された患者さんが当センター入院前から保菌していた可能性など、複合的な要因が関係していると考えられています。このため、当センターでは、引き続きCRE感染対策として以下の取り組みを行っています。

  1. 他院から転院される患者さんに対するスクリーニング検査
  2. 市中で薬剤耐性菌感染症・保菌者の増加が問題となっていることから、他院から転院される患者さんに対しては、薬剤耐性菌保菌の有無を検査させていただき、検査の結果が判明するまでは、個室あるいはベッド上での隔離などご協力いただいています。

  3. 集中治療病棟(ICU、HCU1、HCU2)入院中の患者さんに対するスクリーニング検査
  4. 集中治療病棟に入院中の患者さんは、病床移動時などに薬剤耐性菌の保菌検査を受けていただきます。

  5. 保菌患者さんと非保菌患者さんの隔離
  6. 保菌が判明した患者さんは、非保菌者との接触を避けるために入院中の隔離にご協力いただいています。

  7. 院内での感染を予防するため医療者の手指衛生徹底を図るとともに、
  8. 環境からの感染を防止するため集中治療病棟などの手洗いシンク交換工事を実施するとともに、HCU2病棟の環境改善のためのレイアウト変更工事を行いました。

なお、今後も感染防止のため、手指消毒の徹底など、感染防止対策に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

2021年10月15日
こども医療センター総長

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