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レジオネラおよび薬剤耐性菌対策について(第4報)

レジオネラ属菌対策について

当センターが取り組んでいるレジオネラ属菌検出に係る抜本的な対策については、保健所からの指導などに従い、9月完了を目指して設備改修工事を実施しており、現在の進捗状況は以下のとおりです。

  1. 設備改修工事の実施
  2. (工事の対象範囲)

    • 「本館(地下1階~地上4階)」及び「施設・リハビリ棟」

    (完了した主な工事)

    • 古い給湯設備を廃止し、水栓から水道水のみを供給する切替え工事の実施。
    •  →これにより水道水は安全に使用できるようになりました。(4月24日)

    • 本館4階病棟の水栓及びシンクの交換(46か所)。(5月14日)
    • 本館4階病棟に新たなガス式給湯設備の設置。
    •  →本館4階病棟の機械式浴槽の使用を再開しました。(7月3日)

       →本館4階病棟の浴室(3箇所)の使用を再開しました。(7月21日)

    (現在進捗中の主な工事)

    • 本館3階病棟の水栓及びシンクの交換(22か所)。
    • 本館4階病棟の個室にお湯を供給する工事。

    (今後予定の主な工事)

    • 本館地下1階~地上2階の水栓及びシンクの交換(約100か所を予定)。
    • 施設・リハビリ棟、本館3階にお湯を供給するための新たな給湯設備の設置。

    ※工事施工にあたっては、利用者への影響に十分配慮していますが、一時的な水栓利用の制限や、騒音などの影響が生じる場合があります。

  3. 調査検証委員会の開催
    • 当院におけるレジオネラ肺炎発症について、専門家による検証と、再発防止策の提言をいただくため委員会を設置しました。現在の委員会の開催状況は次のとおりです。
       第1回委員会 令和3年6月3日開催
       第2回委員会 令和3年7月12日開催
    • 委員会での検証結果については、報告書としてとりまとめて公表する予定です。

薬剤耐性菌(カルパペネム耐性腸内細菌科細菌)対策について

当センターにおける薬剤耐性菌(抗生物質が効きにくい細菌)のひとつであるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)の検出について、原因精査のために菌の遺伝子型を調査したところ、CREの種類は複数に及ぶことが判明しました。
CREの発生原因については、院内での感染(水平伝播)だけではなく、環境からの感染、あるいは新規に入院された患者さんが当センター入院前から保菌していた可能性など、複合的な要因が関係していると考えられており、引き続き当センターではCRE感染対策として以下の取り組みを行っています。

  1. 他院から転院される患者さんに対するスクリーニング検査
  2. 市中で薬剤耐性菌感染症・保菌者の増加が問題となっていることから、他院から転院される患者さんに対しては、薬剤耐性菌保菌の有無を検査させていただき、検査の結果が判明するまでは、個室あるいはベッド上での隔離などご協力いただいています。

  3. 集中治療病棟(ICU、HCU1、HCU2)入院中の患者さんに対するスクリーニング検査
  4. 集中治療病棟に入院中の患者さんは、病床移動時などに薬剤耐性菌の保菌検査を受けていただきます。

  5. 保菌患者さんと非保菌患者さんの隔離
  6. 保菌が判明した患者さんは、非保菌者との接触を避けるために入院中の隔離にご協力いただいています。

  7. 院内での感染を予防するため医療者の手指衛生徹底を図るとともに、
  8. 環境からの感染を防止するため集中治療病棟などの手洗いシンク交換工事に取り組んでおり、近日中に終了します。

なお、今後も患者さんが薬剤耐性菌などを保菌していることが判明した際には、適切な隔離対策を行い、そのために一時的に病床利用を制限するなどの調整を行うことがあります。当センターを利用される方にはご迷惑をおかけすることがありますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

2021年7月28日
こども医療センター総長

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